右上がり戦隊

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AKB48の事件のこと

25日の岩手県でのAKB48握手会乱入事件。被害にあったAKBメンバ−2名とスタッフ1名はすでに退院。
当日は、制服警備員、会場整理スタッフあわせて約100人が警備にあたり、ファンには握手前に両手を広げてもらうチェックを行っていたとのこと。
この事件を受けて、警察は運営会社AKSに対して、握手会やハイタッチ会の当面中止を要請したとのこと。

梅田容疑者は「人の集まるところで人を殺そうと思ってやった。誰でもよかった」と言っているらしい。誰でもよかったけど、どうせやるなら目立ちたかったということなのだろうか。

梅田容疑者は、長さ約50センチのノコギリを振り回して暴れたらしい。本人が殺意を認めているそうだけど、ノコギリでも当たり方によっては人を殺せるのかもしれないが、微妙な気がする。

梅田容疑者の言う「誰でもよかった」は、最近耳にしがちなフレーズ。こういう人種が一定の割合で存在しているようなので、完全に防ぐのは難しそう。

タイのクーデター

タイというと、2006年タクシン政権時にクーデターがあった。立憲君主制となった1932年以降、未遂も含めタイのクーデターは19回に上るらしい。ただし、中国が海洋権拡大を画策し、ベトナム、フィリピンときな臭くなっている今日だけに、不穏に感じられる。


タイの混乱の原因は、タクシン派の貧困層と反タクシン派の富裕層・支配層との対立。社会の構造に根ざしている。


日本は、太平洋戦争に負けて、強制的に富裕層・支配層が解体された。そういう意味では、日本が経験していないプロセスをタイがくぐり抜けようとしているのかもしれない。


ただし、タイのクーデターは、立憲君主制となった1932年以降、未遂も含め19回に上るらしい。その都度、軍が乗り出して事態を収拾してきた。国民も軍のクーデターに慣れっこになっているらしい。民主主義の成長プロセスとかではなく、これが国民性だったりして。


軍は、中立的な態度をとっているようだけど、タンシン派だった現政権を封じ込めたわけで、立ち位置としては反タクシン派に寄っているのかもしれない。
ただし、既得権者側である反タクシン派を現状維持派と捉えると、中立の立場に立とうとすると、改革派より現状維持派に近いスタンスになってしまうのは仕方がないかもしれない。